治療に使う器具の滅菌
2022年7月21日
皆さん、こんにちは。
武蔵浦和駅・北戸田駅からバス10分、美女木[信金前] バス停より徒歩1分のひらの歯科クリニックです。
当院では、患者さんに安心して診療を受けていただくために、さまざまな感染症対策を講じています。
医療先進国のヨーロッバでは、器具の滅菌のクオリティに関してさまざまな規格があり、「EN13060」という規格において、クラスN・クラスS・クラスBと分類されています。
クラスBという滅菌レベルは、最も厳しい滅菌基準です。
当院では、このクラスBの滅菌システムを導入しています。
ヨーロッバでは当たり前のクラスBオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)ですが、日本ではまだあまり普及しておらず、多くがクラスNオートクレーブです。
クラスBオートクレーブであれば、歯を削るエアタービンなどといった複雑な構造の器具も完全に滅菌することができます。
また、クラスNでは難しいパック詰めされた器具の滅菌も、クラスBオートクレーブであれば滅菌可能です。
パック詰めされた器具は一見清潔そうに見えますが、クラスBオートクレーブを使わないと滅菌できていない可能性もあり、かえって危険なのです。
歯の治療中、唾液や血液、歯や詰め物・被せ物などの修復物を削った粉塵、ウイルスや細菌などが飛散します。
そして空気中に広範囲に広がることがあります。
感染性のウイルスを含む汚れだと、院内感染のリスクが大幅に高くなりますので、逃さず処理する対策が必要です。
その有効な対策手段の1つが「口腔外バキューム」で、これらの飛散物を瞬時に吸い取ることが可能です。
治療中に使用することで、診療の空間をクリーンに保ち、患者さんはもちろん、歯科医師もスタッフも安心して診療を行うことができます。
空気中には、目には見えないさまざまな物が浮遊しています。
一般的に10ミクロン以下の粒子・粉塵は、「微粉塵」や「浮遊粉塵」と呼ばれ、小さいために落下速度が遅く、長時間浮遊しています。
当院で設置している、パワーのある業務用空気清浄装置にメンテナンス機能を加えた「エアロシステム」は、非常に細かい物を大量に取れるという特性があり、クリーンな空気環境を保つことが可能です。
ウイルスや細菌、PM2.5、花粉、治療中に舞う微粉塵などもしっかり吸い取り、歯科医院独特の薬の臭いも吸い取ります。
この他にも、手指消毒やスタッフの健康管理など、基本的なことも徹底して行っております。
お子さんからシニアの方、そして病気をお持ちの方まで、皆さんに安心してお越しいただける環境を整えてお待ちしております。