いつまでも、自分の歯で
しっかり噛めるように。
ありませんか?
- むし歯や歯周病を予防したい
- 正しいブラッシングを知りたい
- プロのクリーニングを受けたい
- いつまでも自分の歯を守りたい
予防とは?
当院ではむし歯・歯周病になる前に防ぐ「予防ケア」に注力しています。
予防とは、むし歯や歯周病から歯を守るための取り組みです。むし歯や歯周病は初期の自覚症状はほとんどなく、痛みを感じた時には症状は進行しています。つまり、「痛い」と感じてから歯医者に行くのでは遅いのです。
むし歯や歯周病をきちんと予防するためには、痛くなくても歯科医院に通い、定期的な予防ケアを受けるようにしましょう。
なぜ予防が大切?
お口の健康は全身につながっている
歯周病やむし歯は、全身の健康に悪影響を及ぼすことがわかっています。
特に歯周病は、歯ぐきから侵入した細菌が血液に乗って全身を巡ることで、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす恐れがあり、注意が必要です。
歯は生活に欠かせない
歯を失ったら、入れ歯にすればいいと思っていませんか?
入れ歯はご自身の歯の半分以下の力でしか噛めず、装着した時に違和感があるため、慣れるまで苦労します。
普段は当たり前すぎて気がつきませんが、よく噛んで美味しく食べること、はっきり発音すること、顔の形をバランスよく保つなど、歯は豊かな生活に欠かせないものなのです。
失った歯は、再生しません
むし歯や歯周病になってから治療をしても、皮膚や髪の毛とは違って、失われた歯や歯ぐきは元に戻すことができません。そして、治療で繰り返し削るたびに、歯そのものがどんどん弱くなっていきます。
歯の本数と生涯の健康の関係
上記の表を見てわかる通り、自分の歯が多く残っているほど、将来の健康寿命が長いというデータがあります。また、生涯医療費についても少なくなる傾向があります。つまり、ご自身の歯を大切にすることは、将来の健康や幸せな生活を守ることにもつながるのです。
また、失って初めて歯の大切さを知り、後悔する方も少なくありません。むし歯や歯周病になってから「治療」するのではなく、きちんと「予防」をしていれば、自分の歯を生涯保つことも不可能ではありません。
当院の予防プログラム
歯科医院でのプロケア(定期検診)
- 1
- 問診
- 患者さんのお悩み、症状や生活習慣などをうかがいます。
- 2
- 口腔内検査
- 視診、触診、唾液検査、ポケット探針などでむし歯や歯周病の進行状態を検査します。また、ご自身の口腔内写真や、歯垢の状態を顕微鏡でご覧いただきます。
- 3
- レントゲン撮影(必要な方のみ)
- 歯と歯の間にできたむし歯や歯を支える顎の骨(歯槽骨)の状態をチェックします。
- 4
- プラーク(歯垢)の染色
- 染め出しによりプラーク(歯垢)のつき具合を調べ、お口の中の状態を説明します。
- 5
- TBI(ブラッシング指導)
- ご自宅でもセルフケアをしていただくため、担当の歯科衛生士が「ブラッシング」「フロッシング」を指導します。
- 6
- スケーリング(歯石の除去)
- 「スケーラー」という器具で歯についた歯垢(プラーク)、歯石、ステインやヤニなどの付着物を取り除いていきます。
- 7
- PMTC
- 専門の器具や薬剤を使用して、お口の中全体をすっきりとクリーニングします。
- 8
- 資料のお渡し
- 検査結果や、お一人お一人に合わせたお口のケア方法などをプリントでお渡しします。
当院で行う予防処置
-
プロによるお口のクリーニング(PMTC)
どんなに丁寧に歯を磨いても、磨き残しを完全になくすことはできません。特に歯と歯ぐきの隙間には歯ブラシが届きにくく、歯垢が溜まりがちです。
そこで、歯磨きでは落としきれない歯垢を取り除き、歯の表面をツルツルに磨き上げるのが「PMTC」です。専用機器と薬剤を使い、歯磨きでは落とせないバイオフィルム除去によって、歯を隅々まできれいにすることができます。 -
プロによるブラッシング指導(TBI)
効果的なブラッシング法は、歯並びや年齢によって違います。そこで、ご自身に合った正しい磨き方を身につけていただけるのがTBI(Teeth Brushing Instruction)です。予防ケアのプロである歯科衛生士が、お一人お一人に合ったブラッシング法を指導します。TBIを受けて、毎日の歯磨きをより効果的なものにしましょう。
-
フッ素(フッ化物)を塗布する
フッ素(フッ化物)は自然界に存在し、食べ物などにも含まれる栄養素です。
フッ素には歯を強くする効果があります。さらにフッ素を歯に塗布することで、歯の表面のエナメル質がむし歯菌によって溶かされるのを防ぐことができます。
歯科医院の定期検診では、高濃度のフッ素を塗布しています。 -
顕微鏡検査で詳細に分析
当院では、歯周病菌などお口の中の細菌を生きたまま観察できる「位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう)」を使った歯周病検査を行っています。歯の表面についている歯垢を少し採取するだけで、細菌の種類や数、歯周病リスクを確認することができます。専用のソフトを使って顕微鏡の映像をモニター上に映し出し、患者さんにもご自身のお口にいる細菌をお見せします。
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唾液検査でむし歯のリスクを測定
歯と歯ぐきの健康、お口の清潔度に関する6項目がわかるサリバリーマルチテスト(SMT)を採用しています。専用の液体で10秒間口をゆすぐだけの簡単な検査で、口内細菌の種類や数、唾液の質と量などを調べることができます。科学的な根拠に基づいたむし歯リスクを「見える化」することで、効率的な予防ケアを行うことができます。
自由診療料金 1,080円(税込) -
担当衛生士制
当院では予防処置に力を入れるために、10人の歯科衛生士(内常勤4名)が在籍しています。患者さんにじっくり向き合い、きめ細やかな処置・ケアを提供するため、担当衛生士制となっています。なるべく同じ衛生士が担当して、お口の変化を把握していきますので、何でもご相談ください。
ご自宅でのセルフケア
- 1
- ブラッシング
- 毎食後の正しいブラッシングを心がけましょう。また、歯ブラシは月に一回は交換しましょう。
- 2
- フロッシング
- 歯と歯の間、歯ぐきの境目をデンタルフロスや歯間ブラシで掃除しましょう。
- 3
- フッ素の使用
- フッ化物入りの洗口液、フッ素入り歯磨きペーストを使用し、毎日のケアにフッ素を積極的に取り入れましょう。
定期的な予防ケアを
歯科医院のクリーニングや予防ケアは、効果が永久に続くわけではありません。時間の経過とともに歯垢は溜まり、フッ素も効果を失っていきます。いつまでも健康な歯でいるためには、定期的に歯科医師や歯科衛生士のチェックを受け、歯の状態を確認しておくことが大切です。
当院は「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されていますので、メンテナンスやPMTC、フッ素塗布を保険診療として毎月受けていただけます。
私たちと一緒に予防ケアを続けて、健康なお口を維持していきましょう。