口臭が強くなったのは歯周病が原因?
2021年1月16日
皆さんこんにちは。
ひらの歯科クリニックです。
最近は、1日中マスクをすることが多くなりましたよね。
コロナの影響は今後も数年は続くと思われるため、マスクを装着した状態に慣れる他ありません。
そんな日常の変化の中、自分の「口臭が気になり始めた」という方が少なくありません。
マスクを装着していると、口臭を自覚しやすくなりますからね。
そこで今回は、「口臭が強くなったときに疑われる病気」をわかりやすく解説します。
口臭が強くなったときに、まず疑うべきなのは歯周病です。
歯周病になると、「腐った玉ねぎ」のような臭いと表現される強烈な口臭が生じるからです。
これは歯周病菌が産生する「メチルメルカプタン」というガスに由来しています。
日本人の成人の8割以上が歯周病にかかっているともいわれているので、口臭の原因が歯周病であっても何ら不思議ではないのです。
歯の表面に「歯垢や歯石が堆積」していたり、舌の表面に白い汚れが溜まっていたりする場合も、口臭がきつくなります。
とくに「舌苔(ぜったい)」に関しては、歯周病と同様、細菌がタンパク質を分解することで強烈なニオイを発するようになるので要注意です。
「胃や腸」に何らかの異常が生じると、口臭が強くなることがあります。
または、「糖尿病」のような全身疾患が原因で、独特な口臭を発するようになることもあり得ます。
ですから、口臭が強くなったからといって、その原因が必ず口腔内にあると決めつけるのは良くありません。
その背景に全身の病気がある可能性も踏まえ、きちんとした検査を受けることが大切です。
このように、口臭が強くなった際に疑われる病気や体の不調はさまざまですが、いずれにせよ原因としっかり突き止めることが大切です。
マスクをしていて自分の口臭に悩まされるのも嫌なものですよね。
そんな口臭にお困りなら、一度当院までご相談ください。原因に応じた治療法をご提案します。