ホワイトニングで白くできない歯もある?
2020年11月10日
皆さんこんにちは。
ひらの歯科クリニックです。
ホワイトニングというのは、基本的に「誰でも受けることができる」審美治療です。
ただ、患者さまの歯によっては、思うような効果が得られないこともあります。
今回はそんな「ホワイトニングによって白くできない歯」についてわかりやすく解説します。
ホワイトニングの対象となるのは、原則として「神経が生きている歯」です。
専門的には生活歯と呼ばれるものですね。
一方、神経が死んでしまっている失活歯は、いくらホワイトニング処置を施しても白くなることはありませんのでご注意ください。
レジンやセラミックなどで修復されていたり、歯冠全体に「被せ物を装着」していたりする歯は、ホワイトニングで白くすることはできません。
そういった人工歯の黄ばみや黒ずみを改善するとなると、修復物の補修や作り直し、あるいは研磨などで対応する他ありません。
神経が生きていても、「歯の表面に亀裂」が入っていたり、摩耗によって「象牙質がむき出し」になっていたりする歯もホワイトニングすることができません。
こうしたケースは、ホワイトニング効果が期待できないというよりも、歯質や歯の神経に与えるダメージが大きいため、処置を控えることが多いです。
もちろん、何らかの処置を施してホワイトニング剤が悪影響を及ぼさない状態であれば、ホワイトニングすることが可能となります。
むし歯や歯周病にかかっている場合も、歯に亀裂が入っているケース同様、すぐにはホワイトニングできません。
まずは「むし歯治療や歯周病治療を優先」することとなります。
このように、ホワイトニングは誰でも受けることができる治療ではあるものの、上述したケースに当てはまる場合は、その他の方法を検討した方が良いといえます。
いずれにせよ、歯の黄ばみにお困りなら、一度当院までご相談ください。
患者さまにとって最善といえる方法をご提案します。