重症化したむし歯で必要となる「根管治療」とは
2019年12月11日
皆さんこんにちは。
ひらの歯科クリニックです。
比較的軽度から中等度のむし歯であれば、むし歯菌に侵された歯質を削り、コンポジットレジンを詰めるだけで治療が完了します。
その範囲がエナメル質にとどまっていれば、処置の際の麻酔さえ不要なことも珍しくありません。
一方、むし歯が重症化してしまうと、いろいろな処置が必要となり、患者さまへの負担も極めて大きくなってしまうのです。
歯の神経にまで到達したむし歯では、「歯髄(しずい)」と呼ばれる大切な組織を抜かなければなりません。
歯髄は歯の神経や血管から構成されており、それを抜くということは、歯の寿命を大幅に縮めることにもつながるのです。
さらには、むし歯菌で汚染された根管内をきれいにお掃除する処置が必要となります。
専門的には「根管治療(こんかんちりょう)」と呼ばれるものですね。
根管治療は、単なるむし歯治療とは異なり、比較的長い時間がかかる歯科処置です。
そのため、途中で投げ出してしまう人もいるのですが、それはとても危険なことだといえます。
なぜなら、根管治療が必要な状態にまで進んだむし歯は、その治療を完結させなければ歯そのものを残せなくなることが多いからです。
一度始めた根管治療は、きちんと完結させることが大切ですが、最も重要なのはむし歯を重症化させないことです。
むし歯というのは、進行すればするほど、歯を残せる可能性が低くなるため、可能な限り軽度の段階で発見、治療するのが最善といえるからです。
そのためには、定期的に検診を受けることが望ましいといえます。
このように、むし歯を重症化させてしまうと根管治療という大変な処置が必要となりますので注意が必要です。
ただ、当院であれば精度の高い根管治療を実施することが可能となっておりますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。
まずは病状をしっかり診査させていただきます。