歯並びが悪いと起きやすいトラブル
2022年1月19日
皆さん、こんにちは。
武蔵浦和駅・北戸田駅からバス10分、美女木[信金前]バス停より徒歩1分のひらの歯科クリニックです。
歯並びが悪いことを「不正咬合(ふせいこうごう)」と言います。
不正咬合は見た目が良くないだけではなく、身体にもさまざまな支障をきたす場合があります。
不正咬合の原因は、遺伝などの先天的なもの、指しゃぶりや頬杖をつくなどのクセ、むし歯などで乳歯が早く抜けて永久歯の歯並びに影響した場合、口呼吸で舌の位置がずれて歯を押し続けてしまったなど、さまざまです。
不正咬合には、大きくわけて9種類あります。
・叢生…歯や顎が大きく、歯の生えるスペースが狭くなった状態。
・反対咬合…下の前歯や下顎全体が前に出てしまっている「受け口」の状態。
・過蓋咬合…歯をかみ合わせた時に、上の前歯が下の前歯を覆い隠してしまう状態。
・切端咬合…歯をかみ合わせた時に、上下の前歯の先端が当たってしまう状態。
・交叉咬合…上下の奥歯のかみ合わせが左右にずれている状態。
・開咬…歯をかみ合わせた時に、奥歯は噛み合っているが、前歯は噛み合っていない「オープンバイト」と呼ばれる状態。
・上顎前突…上の顎が前に出ている「出っ歯」の状態
・空隙歯列…歯と歯の間に隙間が空いている「すきっ歯」の状態
・顎変形症…反対咬合・開咬・上顎前突が重症の場合や、顔面非対称の状態になっている状態。
不正咬合は、身体にさまざまな悪影響を与える原因となります。
歯並びが悪いことで歯が磨きにくく、プラーク(歯垢)が溜まりやすくなってしまい、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
また、かみ合わせが悪いため、食べ物を上手く噛むことができなかったり、片側の歯だけで噛み続けることで片側の筋肉だけが発達して、かみ合わせがさらに悪化したり、顎関節症や肩こり・頭痛などの症状が出たりすることもあります。
さらに、不正咬合で歯と歯の間に隙間ができたり、顎がしゃくれたりすることで、上手く発音ができなくなることもあります。
このように、不正咬合は見た目のコンプレックスだけでなく、身体機能などにもさまざまな影響を及ぼすものです。
子供のうちに治してしまうのがベストですが、今は大人になってから治療をされる方も多くいらっしゃいます。
当院では、お子さんから大人の方まで、歯列矯正やセラミック治療などで不正咬合の治療を行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。