インプラントの寿命は30年?10年以上経過したインプラントの残存率について
2024年1月25日
皆さん、こんにちは。
武蔵浦和駅・北戸田駅からバス10分、美女木[信金前]バス停より徒歩1分のひらの歯科クリニックです。
インプラントを検討している方は、どの程度寿命があるか気になる方もいるのではないでしょうか。
インプラントは入れ歯やブリッジと比較すると、長く使い続けることができる治療法ですが、メンテナンスによっても寿命が異なります。
そこで今回は、インプラントの寿命についてお話させていただきます。
インプラントの寿命はどのくらい?
インプラントの寿命は長く、メンテナンス次第で10年以上使い続けられるといわれており、丁寧に使うことで20年以上使っている方もいます。
インプラントは10年経過した時点でも、92~95%程度の残存率であるといわれていますが、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスや治療の精度が影響します。
参考:歯科インプラント治療指針 /平成25年3月 日本歯科医学会編(厚生労働省の資料)
インプラントの寿命を延ばすために大切なこと
インプラントの寿命を延ばすためには、お口の中を清潔に保つことが大切です。
インプラントは汚れが残っていると、インプラント周囲炎が起こりインプラントを除去することになります。
また、インプラントにかぶせてある人工歯や、土台部分に問題が起こった場合は速やかな修理が必要でありメンテナンスも欠かせません。
・毎日のセルフケアを十分に行う
インプラントは自分の歯と異なり、血管や神経がないため細菌に対する抵抗力が弱い状態です。そのため、歯周病による炎症を引き起こすと悪化しやすい特徴があります。
インプラント周辺で起こる、歯周病のような症状を「インプラント周囲炎」と呼びます。
インプラント周囲炎を防ぐためには、お口の中に汚れを残さないように丁寧なセルフケアが必要です。
歯を磨くときは、歯ぐきの境目に汚れが残りやすいので、歯ブラシを45度位に当てて細かく動かしましょう。
また、歯と歯の間は「歯間ブラシ」を併用して細かい汚れも除去してください。
苦手な部分や汚れが残りやすい部分は、定期メンテナンスのクリーニングで確認して除去します。
・定期メンテナンス
定期メンテナンスでは、お口の中のクリーニングだけでなく、インプラントの不具合がないか確認します。
インプラントの接合部が緩んでいないか、あごの骨としっかり定着しているかなど、レントゲンを撮影してチェックします。
定期メンテナンスをすることで、トラブルを未然に防いでインプラントをよい状態で維持します。
また、インプラントは噛み合わせが大切で、強く当たっていると負担がかかってしまいます。
お口の中の噛み合わせは日々少しずつ変化していますので、噛み合わせの不具合がないかも確認します。
インプラントをご希望の方はひらの歯科クリニックまで
インプラントの寿命は10年以上と長く、ブリッジや入れ歯と比較すると長く使えるという特徴があります。
ただし、お口の中を清潔に保つことが大切なので、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが大切です。
ひらの歯科クリニックでは、インプラントの手術が終わった後も定期検診を通じて患者さんをサポートします。
インプラントは体調や顎の骨の状態などにより、すべての方が選択できる治療方法ではありませんが、ご希望の方はぜひ1度ご相談ください。