子どもの歯列矯正、こんなにメリットが
2021年12月23日
皆さん、こんにちは。
武蔵浦和駅・北戸田駅からバス10分、美女木[信金前]バス停より徒歩1分のひらの歯科クリニックです。
気になるお子さんの歯並び、歯列矯正はどのタイミングで行うのがいいか、よくご質問いただきます。
子どもの歯列矯正は、時期によってⅠ期とⅡ期に分かれます。
Ⅰ期治療は、6歳から小学校中学年までに行います。
上下の顎の骨のバランスを整え、永久歯が生えるスペースを作ったり、前歯のかみ合わせを良くしたりすることなどが目的です。
使用する矯正装置は、前歯だけなど部分的なブラケット、マウスピース、プレート、拡大装置、ヘッドギアなどがあります。
Ⅰ期治療が望ましいのは、顎を成長に合わせて広げることで歯並びを改善できる場合や、その後のⅡ期治療をスムーズに進めるためなどです。
Ⅱ期治療は、永久歯が生えそろった小学校高学年から中学生くらいに、本格的に歯を動かすために行います。
歯の表または裏側に装着するワイヤー矯正や、マウスピース矯正などが一般的です。
Ⅱ期治療が望ましいのは、抜歯をしないと歯並びが改善できない場合や、永久歯が生え揃ってからバランスの良い噛み合わせに整える必要がある場合などです。
小児矯正には、さまざまなメリットがあります。
永久歯が生えそろっていないⅠ期治療では、顎の成長を促すことがメインとなりますので、上下の顎のバランスや大きさを整えやすいというメリットがあります。
また、Ⅱ期からの治療や大人の矯正では、顎が小さくて歯を並べるための十分なスペースがないことが多いため、抜歯をする必要があります。
しかし、Ⅰ期治療は顎の成長に合わせて行うため、永久歯が生えるスペースもできやすく、抜歯のリスクを減らすことができます。
さらに、指しゃぶりや舌のくせなどが歯並びに悪影響を与えていたり、歯並びの悪さが口呼吸や滑舌の悪さの原因となっていたりする場合、くせを矯正治療によって改善することができます。
治療開始時期を一期と二期のどちらにするかは、そのお子さんの歯並びなどによって変わりますので、「どちらが絶対に良い」というものではありません。
ですが、指しゃぶりなどのくせが改善できる、大人になってから歯列矯正を行うよりは治療期間が短くて済む、ひいては治療費もおさえられるなど、メリットは多くあります。
お子さんの歯並びが気になる方は、まずは当院までお気軽にご相談ください。